スリランカの魅力の一つに紅茶列車があります。午後の紅茶の宣伝でスリランカの紅茶列車のシーンが使われて人気を博しています。SnowManの目黒蓮さんを起用しているのも大きな影響を与えていますね。


「紅茶列車」の起源は、観光用に最初から作られた列車ではなく、英植民地期に山岳地帯のプランテーション(当初はコーヒー、のちに紅茶)を港町コロンボと結び、輸出貨物を運ぶために整備された鉄道にあります。
最初の列車は1864年にコロンボ〜アンベプッサ間で走り、路線は高地へ段階的に延伸されました。鉄道は当初、丘陵地の紅茶をコロンボへ運ぶのが主目的でした。

その後、路線がKandy(1867)→Nanu Oya(1885)→Bandarawela(1894)→Badulla(1924)へ伸び、茶園地帯を縫う“山岳路線”が形成されました。現在「紅茶列車」と呼ばれがちなKandy 〜Ella周辺の絶景区間も、この輸出・物流のための路線基盤(19世紀に英側が山を掘り抜き橋梁やトンネルを築いた線形)を、旅客列車が走っているものです。
今回は紅茶列車のおすすめの区間と予約方法についてお伝えしていきたいと思います。
キャンディからヌワラエリヤのナヌオヤの区間

※ この区間は2025年11月末のサイクロン「ディトワ」の影響で2026年2月時点では運休中です。最新運営情報はスリランカ鉄道公式ページをご確認ください。
キャンディからヌワラエリヤにいき、コロンボに引き返す旅程の場合は、この区間で紅茶列車に乗車することになります。
全部で50km程度の区間ですが、その中をゆっくりと3.5時間から4時間をかけて走り抜けていきます。

ただ、全ての区間で茶畑が広がっているわけではありません。予約の方法については後述しますが、仮に予約せずに立ち席覚悟で乗る場合はハットン駅からナヌオヤ駅までの1時間半程度の区間を乗るのがおすすめです。
乗車する駅までタクシーチャーターで行き、予約をとっていなければドライバーの補助のもと当日券を購入して乗車しましょう。紅茶列車を楽しんだ後は、ナヌオヤ駅でピックアップしてもらいヌワラエリヤ観光へと足を伸ばしましょう。
ヌワラエリヤではホテルで茶積み体験や、アフタヌーンティー体験などを楽しむのがおすすめです。
ナヌオヤからエッラまでの区間!ナインアーチブリッジ区間を乗車しよう!

※ この区間は2025年11月末のサイクロン「ディトワ」の影響でNanu OyaからAmbewelaまでは運休中です。ただ、ハイライト区間である茶畑とナインアーチブリッジの区間を乗車することは可能です。最新運営情報はスリランカ鉄道公式ページをご確認ください。
この区間も35km程度ではありますが2時間半から3時間程度をかけてゆっくりと走り抜けていきます。
そして注意点があります。ナインアーチブリッジはEllaの1つ先の駅のDemodara駅まで乗車する必要があります。そのため、ナインアーチブリッジに乗るためにはDemodara駅までのチケットを予約または現地で購入しましょう。(予約方法は後でお伝えします。)

ナインアーチブリッジは、スリランカ中部の山岳リゾート「エッラ」近郊に架かる、9つのアーチが美しく連なる石造りの鉄道橋。1920年代、英植民地時代の鉄道敷設の一環として造られ、鉄材不足を補うため石と煉瓦で組まれたとも言われます。深い緑の渓谷と茶畑をまたぐ景観は国内屈指のフォトスポット。
予約せずに1時間程度の区間を楽しむのであれば、Bandarawela駅からDemodara駅までの1時間程度の区間を乗車するのもよいかと思います。ちなみにデモダラ駅にはデモダラループという見どころも存在しています。

「デモダラループ」は、急勾配を克服するために作られた世界でも珍しい螺旋状の鉄道線路です。列車は山の周囲を一周しながら徐々に高度を下げ、自らの線路の下を通るトンネルを抜けてデモダラ駅へと向かいます。この設計はイギリス植民地時代の優れた知恵の結晶であり、周囲に広がる美しい茶畑の風景と調和したその姿は、鉄道ファンのみならず多くの観光客を魅了するスリランカ屈指の絶景スポットです。
座席のクラスのおすすめは?(1等車/2等車/3等車)
スリランカの列車には1等車、2等車、3等車があります。

この中でもっとも快適なのは1等車ではありますが、紅茶畑の景色を楽しむのであれば2等車、3等車の指定席がおすすめです。
なぜなら1等車は冷房が効いているため窓は開かない場合が多いからです。一方、2等車、3等車は窓があくので車窓からの景色を存分に楽しむことができます。紅茶鉄道の区間は高原地帯なので、そもそも暑くはないので冷房は必要ありません。
以下が各席の比較表です。2等車の指定席、3等車の指定席を取るのがおすすめです。
| クラス | 窓/ドア | 座れる確実性 | 混雑 |
|---|---|---|---|
| 展望車(Observation) ※ある便のみ | 大きい窓(基本“景色特化”) | 高(指定) | 低〜中(人気で争奪) |
| 1等(AC) | 開かないことが多い | 高(指定が基本) | 低 |
| 2等(指定席) | 開く窓が多い(非AC) | 高 | 中 |
| 2等(自由席) | 開く窓が多い(非AC) | 低〜中(立つことも) | 高 |
| 3等(指定席) | 開く窓・より素朴 | 高 | 中〜高 |
| 3等(自由席) | (車両次第で)開く窓 | 低 | 最も高い |
紅茶列車の予約方法とは?裏技はある?
では予約の方法についてお伝えしていきたいと思います。2つ目の方法は裏技的な方法になります。
12Go.AsiaやBookawayでオンライン予約
スリランカ鉄道公式でも予約するフォームはありますが、代理店が即座に買い占めるので基本的に予約することはできないと考えるのが無難です。そのため、個人で手配する際に最有力となるのが12Go.Asiaという予約サイトです。
非常にわかりやすい構成で、出発駅と目的駅と乗車日を入力することで、予約可能な列車がでてきます。

その他の予約サイトとしてBookawayがあります。12Go.Asiaと同様に出発駅と目的駅と乗車日を入力することで、予約可能な列車がでてきます。

オンライン予約できなかった場合の裏技
オンラインで予約できなかった場合は以下の2つの対策が考えられます。
1つは当日移動手段として活用しているタクシーチャーターのドライバーに補助してもらいながら3等自由席を購入するという選択肢です。先ほどお伝えしたHattonからNanu Oyaや、BandarawellaからDemodaraであれば仮に立ち席でも十分楽しむことができます。
ただ、もっと長い時間座って堪能したい方もいらっしゃるかと思います。そのような方に提案できるのが弊社ランカミーのプラチナプランとロイヤルプランです。

弊社ランカミーの現地統括のRanjanaがチケットを手配する特別なルートを持っています。プラチナプラン以上を契約の方にはRanjanaの連絡先をお伝えします。
Ranjanaに直接依頼していただければチケットを手配できる可能性があります。ただし、100%確実に手配できるわけではありません。(90%程度の確度で手配可能と考えておいてください。)
また、特別なルートを使っての手配となるので通常より高くはなってしまいますが、どうしても予約席をとって長時間の紅茶列車の旅を楽しみたいという方は検討していただければと思います。
まとめ
紅茶列車は年々人気になっているスリランカの観光アクティビティです。
茶畑の景色や、ナインアーチブリッジなどの区間を賢く乗車して、存分に楽しみましょう。景色を楽しむという観点では窓の開閉が可能な2等車または3等車の指定席がおすすめです。
事前に予約ができる場合はいいのですが、予約できない場合もございます。その場合は、乗車区間を定めて1時間程度の乗車を楽しむか、弊社のプラチナプランの現地デスクを通しての手配を考えてみるのも一つにのオプションとなります。


